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ラインメタル 120 mm L44(Rheinmetall 120 mm L/44)は、ドイツのラインメタル社が開発した44口径120mm滑腔戦車砲である。その規格はイギリスのチャレンジャー1/2を除き、ほとんどの西側諸国が主力戦車の戦車砲に採用するという実績をもつ。 アメリカ合衆国のジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズがM256の名称でライセンスを取得しており、日本でも日本製鋼所が90式戦車用にライセンス生産を行っている。 == 概要 == 砲弾は、成形炸薬弾(HEAT)・多目的対戦車榴弾(HEAT-MP:High Explosive Anti-Tank Multi-Purpose)や装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)が使用できる。また、アメリカ軍が使用する多目的榴弾(MPAT)のM830A1は、近接信管を内部に組み込んでいるため、低空を低速で飛行するヘリコプターなども標的にすることができる。 大型化した砲弾の取り扱いを少しでも容易にするため、発射時に薬莢が金属底部を除いて焼失してしまう燃焼薬莢方式を採用している。このため、構造上空包が作れないという欠点があり、訓練用の非燃焼薬莢の空包も用意されているが採用国はなく、射撃訓練には陸上自衛隊のTPFSDSの様な、一定距離で分解または失速する訓練専用弾が使用されている。 イスラエルのメルカバ Mk 3/Mk 4やイタリアのアリエテ、フランスのルクレールに採用されている120mm滑腔砲は、砲弾互換性はあるもののそれぞれ国産オリジナルの製品であるとされている。 ドイツのレオパルト2の最新型であるA6では、オリジナルの薬室を保ったまま砲身長を55口径に延長し、より高い砲口初速を得て射程延伸を図った改良型であるラインメタル 120 mm L55が採用されている。 120mm KE DM53および改良型のDM63はラインメタル 120mm砲用の新式の弾薬であり、従来の44口径型と長砲身55口径型の両方で使用可能である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラインメタル 120 mm L44」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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